CONTENS
漢方薬療法 免疫療法 温熱療法 がん種類の解説

  

がんの治療法について
【対談】安保 徹 & 上野 紘郁

安保

次に、放射線治療法ですが、これもう受けないほうがいいでしょう。
最近では、ピンポイントに狙い撃ちができるようになってより安全になった、という医者もいます。しかし、つい最近も放射線の過線量照射事故が問題になったように、医者側のミスも見逃せません。
放射線療法を行うと、乳ガンのような皮膚表面への照射の場合、赤く軽い火傷のような症状になります。同じように、肺ガンや胃ガンなど、内臓への照射でも体内で火傷が起きているわけです。その火傷がひどい場合、癒着や出血をともなう場合もあります。
また、そのとき体内ではクラッシュシンドロ−ム(破壊症候群)が発生しています。これは、例えば事故で大怪我をしたり大火傷をして、ある部分の組織がダメ−ジを受けたとします。すると、交感神経が刺激されて体内に顆粒球が急増し活性酸素が大量に湧き、人はショウック状態に陥ります。放射線治療法でも同じことが引起されます。免疫力も低下し、何のための治療だか分からなくなります。
最後に化学療法と言われる抗がん剤は毒ガスの研究から生まれました。これまで、ガンそのもので亡くなったのか、抗がん剤の副作用で亡くなったのか、実際には分からない人がどれだけ大勢いることでしょう。それほど、抗がん剤の副作用は激しいのです。最近では、ガン細胞だけ消滅させる分子標的薬などが開発されたと話題を集まっていますが、すでに肺がん用の薬で亡くなる人が続出しました。抗がん剤は、最も刺激の強い薬品であり、その成分そのものが人体にとってのストレスとなるのです。
冒頭の私の経験は何十年も前のことですが、今でも同じことが繰り返されているのです。抗がん剤の副作用で死にたくなければ、抗がん剤を使う治療を拒否する以外に道はありません。
上野

抗ガン剤を使った患者さんすべてが亡くなったという安保先生のご経験は、本当に衝撃的でしたね。
末期ガンの痛みを取る方法
安保

ガンの末期になると、痛みが強くなります。WHOが痛みを取り除く方法などと言って、麻薬(モルヒネ)の使用を推奨しています。私は、それにも反対です。
上野

麻薬は法律で禁止されているのに、ガンの末期になったらどんどん打てだなんて、矛盾していますね。
安保

本当にそう。そんなに麻薬がいいなら、若い人にも開放すべきなんです。
麻薬を使うと、リンパ球がすぐに、すべて破壊されます。麻薬を使い始めると、2、3日はハッピ−でいられる。でも、目は虚ろだし、コミニケ−ションできません。
最近、困るのは、若い医者たちが、ガン患者さんのために痛みの予防として使い始めたことです。私は「未来免疫療法」ならば、末期の患者さんでもガンが消える可能性があるのに、麻薬を使ってしまうとその可能性がゼロになる。
上野

本人の意思に反して麻薬を使っちゃうからいけないんです。安楽死が禁じられているのに、麻薬を使うというのは、実際に、殺人にも等しいと私なんかは思っています。
国立がんセンター疼痛科やペインクリニックの医者が、末期ガン患者に麻薬を使わないなんて邪道だと、堂々と本に書いてます。そういうお墨付きなものだから、みんなお使い始めた。
末期がんの患者さんのところにお見舞いに行くと、ボーッとしているんですね。だから、「この麻薬を入っている点滴を止めてください」って僕が言うの。そうしたら、次に行ったときはスキッとして、普通にしゃべって、普通に歩けるんですから驚きです。
現代医療が病人をつくる、そして殺してしまう、ということですね。
安保

私は、ガンの痛みも治癒反応だと思います。さっきは転移のときに熱が出るって言いましたけど、末期の痛みでも熱が出るものなんです。でも、その痛みはガンを殺す闘いの反応なんです。だから、患者さんに「その痛みを死ね気で一週間我慢していてごらん。そうしたら、ガンは見事に消えるよ」と言うんです。
自然に、体が温熱療法をするようになっているなんて凄いですよね、生体反応は。例えば、紫外線を浴び過ぎて日焼けをしたときに、皮膚がほてる。あれも、壊された組織を修復するための治療反応です。しもやけで腫れ上がるのもそう。ガンだって、治す力が必ず備わっている。
上野

ほとんどの方は、自分で無意識のうちにガンを治しているんですのね。たまたま症状が強いときに検査に行って、「ガンです」と診断されるだけ。みんなガンを持っているけど、検査をしないから分からないだけ。
安保

そう、だからなるべく病院にいかないこと(笑い)

  対談内容

   『topペ−ジ』へ戻る 次のペ−ジ