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がんの治療法について
【対談】安保 徹 & 上野 紘郁

免疫力を高める玄米の力
上野

安保先生ご自身、免疫力を高めるため、食事にも気を配っていますか。
安保

食事はとても重要だと思っていますので、気を配っています。
口から肛門に至るまでの消化管は、副交感神経の支配下にあります。ということは、上手な刺激を与えればリンパ球が活性化され、顆粒球の増加を防ぐことができます。
私は、普段からできるだけ玄米菜食を心がけています。玄米は完全食品と言われるほど、たんぱく質、ビタミンB群、ミネラルなど、必要な栄養素がたっぷり含まれています。免疫力をパワ−アップさせるには、最適な食品です。
ちょうどいいことに、去年から同僚が無農薬の米をつくり始め、最初にできたものだと言ってもってきてくれたんです。「清米して食べてください」と言っていたのですが、玄米のまま炊いて食べてみました。一週間、10日と食べ続けたら、肌がつるつるになってきたんです。それだけではなく、他にも驚くようなことが沢山ありました。
私は、父親譲りのひどいひび割れ体質で、子供のころは青森で「しみがっちゃき」といわれる症状がありました。冬になると、お尻が割れてしまうのです。大人になってからはそこまでひどくはなりませんが、手や足は相変わらずひび割れしていました。ところが、その症状も出ませんでした。
それから、私は寒がりで、毎年冬になるとももひきを手放せませんでした。でも、体がぽかぽかしていて、結局、去年の冬はももひきいらずでした。
もう一つ、決定的なこと(笑い)。夢をたくさん見るようになった。
夢は、脳に血流がいって活性化されていないと見ない。だから、その無農薬の玄米によって活性化された証拠です。そしたら、東京にいる子供にも送ってあげたら、同じことを言っていた。「それで、最近夢を見るんだ」って(笑い)。
夢見にまで影響しているなんで、玄米の力はただ者ではないでしょう。
上野

玄米をはじめ、大豆、ゴマ、梅など、昔から日本人が食べているものはすべて薬効があります。お餅もそうだし、芋もそう。
本当は、こうした伝統的なものを見直して科学的に立証しなくてはいけないのに、誰もしない。最近、やっと玄米がいいとかゴマがいいとか言い出してますよね。
何千年と食べ継がれてきた歴史があってそれが証拠なのだから、それを論文にすればいいのです。なんぼでもできると思うんですが……。
安保

やろうと思えばいくらでもできますよね。ゴマや大豆なんていいでしょうね。そういう種子、種……カボチャの種、松の実だってそうですが、生命力がありますね。
上野

それにピーナッツや梅干しの種、杏の種など、私の経験から言うとガンにも効果を発揮します。要するに種というのは生命エネルギ−を秘めているんです。それを食べれば、体にいいことは必然ですね。万病に効く。
我々人間は千年も生きられないけど植物の種は100年以上もつ、と言われています。保存さえよければ、千年でも、万年でももつのだそうです。種だけでなく、松や杉の大木だって千年以上生きますものね。それは、なぜなのかはまだよく分かっていない。
人間は、体と心と霊性で形作られています。霊性に当たるものが発芽する種や食物にはある。だから、我々は謙虚になって、そういう植物に教えてもらうことがたくさんあるんです。

  対談内容

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